長い間、プロジェクトマネージャーやPMO(プロジェクトマネージメントオフィス)関係の仕事をしている。その仕事を通じて、私は一体何をしているのかと感じることが今まで何度もあった。
・誰かの仕事を助けているのか。
・コーチをしているのか。
・通訳、翻訳をしてるのか。
・コミュニケーションとは何なのか。
・人間が、このような事を通じてベクトルを合わせて仕事をすることが本当に可能なのか。
そのうちに、これは人の社会の中の活動の精緻化?、社会活動そのもの、その最も研ぎ澄まされた形の追求作業、人間が社会を形成するという事、人間の社会性と幸せとの関係、経済の発展、社会の発展、私たち人間が暮らす社会の未来、などなど人間が社会的な生物で、その社会の中でどのように生きて、どのように生産し、どのような社会にしていくかという活動の一環と思えるようになってきた。
何回かに分けて、私の多くの経験や事例から何をどのように考えたかを皆さんに共有し、そのうえで、プロジェクトマネージメントの方法論が人間の理想社会を作るうえで役立つか考察してみたいと考えています。